第3部 エミグラントとなって(4)

2006年09月05日 15:35

 <閑話>軍人の給料ほか

 敗戦当時の日本人の平均的給料・俸給などを知ることは難しいが、終戦時の「軍人給料(基本給)一覧(昭和20年)」が、『兵隊たちの陸軍史 兵営と戦場生活』(伊藤桂一著 番町書房)に掲載されている。
次の表がそれで、大将から准尉までは年額、見習士官以下は月額。さらに戦場では「出戦手当」などがついた。次の「戦地増俸(月額・単位)」である。


 
 『戦争案内 ぼくは二十歳だった』(戸井昌造著 平凡社ライブラリー)によると、下士官で5、60円。少尉で70円。戦地では、その倍くらいが加算される、とか。
 
 閑話ついでに、その『戦争案内』から。
 当時の歩兵の一般的編制について、12人くらいで1個分隊。分隊長は伍長か軍曹。4個分隊で1個小隊(約50人)、小隊長は少尉が正規。
 3個小隊と何人かの指揮班で1個中隊(約200人)。中隊長は中尉か大尉。
以下簡単に、1個大隊(約800人)、大隊長は少佐。1個連隊(約2千人)、連隊長は大佐。1個師団(約1万人)、師団長は中将。師団から分隊までが正規段列であるが、師団がいくつか集って軍をつくり、軍が寄って方面軍(司令官は大将)となる。
  
 筆者は、こころみにヘイタイのクライを大企業のサラリーマンに置き換えてみせる。
 
 分隊長は係長。
 小隊長は課長。
 中隊長が部長。
 大隊長が局長。
 連隊長が支店長か取締役。
 師団長が社長。
 そして軍司令官が実権派会長というところか。




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